異動2日目
・家具と家電が入りインターネットもつながり、だいぶ日常の生活が戻ってきた。あとはテレビの設定と風呂掃除、荷物の開封だ。
・風呂がなくても大丈夫な場所にやってきた。家から10分以内に3軒も温泉がある。どこも泉質は「優等生」。ガツンとパンチがあったり癖があったりするわけではないが、まったくもって十分である。
・といっても、まだ向こうに荷物(本30箱)が残っている。それは来週届く。
・まだ部活の生徒としか接していないが、前の勤務校とのちがいに少し面食らっている。この学校であれば「高校の」先生がちゃんとできるかもしれない。
・今年度の持ち科目は日本史A、日本史B、政治・経済。日本史Aは4クラス行くが、教員になってはじめて複数回同じ授業ができる。やっているうちに深まったり修整できたり、今までとはまた違う感覚が味わえそうだ。
息抜き
1.来週は前期期末考査。
3年の政治・経済は、国際経済に入ってから進みが一気に遅くなってしまい、2時間すべてを板書に費やし、最後の1時間でその部分の解説という形式に。
板書し終わった後、生徒に「この中でわからないことありますか?」と尋ね、そこで出てきた質問に回答する、という形式にしただけで、授業に動きが出てきた。
2.自習室を休日開放。
「MERCOSURってスペイン語なんですね」
「メディアリテラシーについて資料読んでたんですけど、『相互干渉』ってどういう意味ですか?」
いろんな質問が出てくるたびに、自分にとっての勉強になる。
最近は数学、英語、化学などなど「何でも屋」になっているが、改めて復習してみると「そういうことだったのか」とすっきり整理されるのが楽しい。
ちょうどいい息抜き、というところか。
3.1週間の疲労が溜まっているからか、19時から22時まで寝てしまう。起きてしまったが、さて今日は何時まで起きていられるか。
Jアラート
1.Jアラートで目覚める朝。何人かの生徒から、電話が来る。「学校あるの?」
「この時間に着弾していないならすでに通過しているだろうから、JRもすぐに運転再開する。あると思うよ」と返す。その通りになった。
2.授業でJアラートのサイレンを聞かせていたので、生徒から「ほんとにあの音が鳴るんだね」と言われる。ちょうど先週「火垂るの墓」を授業で視聴していたので、そこと絡めて話をする。戦争を、「実感」をもって理解できる…そんな世の中になっていくのだろうか。
3.校内事情で、4校時は急遽代講。初めてのクラスでいきなり授業するのはハードルが高い。プリント演習でまだよかった。
4.「政治・経済」では、生徒から「先生っていきなり『ミニ劇場』始めるよね」と言われる。
5.放課後、受験勉強に不安を訴える生徒。時間が解決するのか、それともこれからがこそ大変なのか…
6.就職の生徒の提出書類チェック。誰でも的確にチェックできるシステムづくりが必要。