修正して臨む
いま、「現代社会」の授業は青年期をやっている。
その中で、欲求不満への対処という話が出てくる。その中で必ずやるのがフロイトの提唱した防衛機制についてだ。
欲求不満が発生した時の対処の方法は「1)合理的解決、2)近道反応[八つ当たり、やけ食いなど]、3)防衛機制」の3つに大別できる。
特に、3)防衛機制は無意識的に行われるという行動であるという点で、「人間は理性に基づいて合理的に判断し行動している」という人間の捉え方とは全く違う考え方を提示している。
これを提唱したのはフロイトという人物で…
という具合で授業を進めている。
教科書には、フロイトの「心的装置」についての図がある。
心は「自我・超自我・エス(イド)」の三つの部分から構成されており、自我に対してはエス(イド)からリビドー(性的衝動;エネルギー)による要求とともに超自我からの監視・検閲が行われている…
なんていう型通りの説明をしたのだが、これがまぁ失敗してしまった。
「防衛機制」という話とのつながりを欠いたまま、心的装置の図の説明に終始してしまったからだ。こういう話に興味のある生徒にとってはともかく、大多数の生徒にとっては「なぜ、この図の説明を聞かなければいけないのだろう?」という感じになってしまったのだ。
今日、あるクラスでやってうまくいかなかったので、明日の2クラスでは説明や発問を修正して臨みたい。
今年度は複数クラスを持っている科目が3科目中2科目あるので、最初で「うまくいかなかった…」ということを修正して次の授業に生かすことができる。
最初のクラスの子どもたちには申し訳ないが…