たのしい教師生活

高校教員7年目、地歴公民科担当。「たのしい」教師生活にするべく日々奮闘中。

新年ムード

2017年になった。

今年はおそらく3年生の担任、そして公民科(現代社会、倫理、政治・経済)の授業を多く受け持つことになるだろう。特に、経済分野の授業に力を入れるつもりでいる。

11月に、ある中学校の授業参観をした。中3社会の公民的分野、経済分野の「1時間目」だったのだ。1月末に学年末テストをやって2月以降は高校受験の対策授業になるだろうから、中3での経済学習は正味2ヶ月ほどということになろう。

高校でも経済分野の学習時間を保障しないと、経済(学)的なものの見方・考え方は身につかないだろう。だが、経済ばっかりやるわけにはいかない。1年間の指導計画を立てる時点が勝負だ。3月までによーく考えようと思う。

 

昨日は出勤し、分掌の仕事。職員会議の提案資料を作っているうちに、新年ムードもだんだんなくなってきた。

最後の「新年ムード」で、3年間使い続けたiPad airiPad Proに買い換えた。いまこのブログの記事も新しいiPadで打っている。appleの純正品のsmart keyboardで打っているが、打感は悪くない。apple pencilも使い心地は悪くなさそうだ。

そして日本酒を2本買う。酒屋のご主人のおすすめ品。ストレスがあろうとなかろうと飲むことには変わりないが(笑)、どうせなら気分よく酒を飲める日が多ければいい。

そんな1年になりますように。

副作用

「満身創痍」である。

月曜日は整形外科、火曜日は内科。

薬は合計7種類。

 

 

異変はチャイムの音からだった。「半音低い・・・!」

よく耳をすませると、印刷機の音もコピー機の音もすべてが半音低い。

家に帰ってきて音楽を聴いていたら、みんな転調している・・・

調べてみたら、「フラベリック」という咳止めの副作用らしい。

 

 

自分に聞こえる音、自分が感覚で受け取っているものが他の人とはちがう、という経験。

自分の感じていることを他者もまた同じく感じている・・・このように考えてよいとする基礎づけはどこにあるのだろうか?

 

こんなことを考えるぐらい、非常に新鮮だ。生活していて違和感しかないが。

 

 

「顔があまりにも赤い。怒っているのでは?」と言われたが、これも副作用か?

そのせいか、生徒も先生方も誰も話しかけてこなかったので仕事がはかどった・・・(笑)

 

うだつのあがらないいちにち

朝、腰痛で目が醒める。

あぐらをかいて新聞を読んでいたら、激痛が走り思わずうつ伏せになる。

 

学校に行っても座っていると痛くて仕事にならない。

立って授業をしている方がまし。

昼食を食べるために座ったら痛みが止まらず、5・6時間目の授業は立っていても痛い。

 

帰りのホームルームを副担任の先生にお任せして整形外科へ。

ヘルニアではないので注射をしておきましょう、打った後は30分ぐらい安静に、とのことで一旦家に帰る。

 

その後、学校に戻って明日の授業の準備と残って勉強している生徒の対応。

20時半に帰宅して、グダグダお酒を飲むことにする。

 

冬休みまであと3日。なんとか乗り切りたい。

「12月8日」を意識する(世界史A)

「12月8日」と板書する。
「この日、何があった日かわかる?」
『振替休日!』(2年生は、見学旅行の振替だった)
「そうだね、ゆっくり休めた?(笑)じゃあ、この年の12月8日は・・・」
 
1941年と書き加える。
「この年のこの日、ラジオからこんな放送が流れてきました」
当時のラジオニュースを流す(https://www.youtube.com/watch?v=PD_yXR7MOCE
クラスによっては、最初に流れる音楽が「君が代」に聞こえたらしく、口ずさんだ生徒もいた(笑)
 
「ニュースの内容はなんだった?」
『戦争がはじまった』「どこの国が戦争をはじめたの?」『日本とイギリス、アメリカ』
「戦闘が起こった場所は?」『シンガポール』『ハワイ』
「この時のハワイの様子が教科書に載っています」
教科書にある真珠湾攻撃の写真を黒板に投影する。
 
「この4年後の8月15日の新聞です」
歴史教育者協議会(2005)『新聞号外で見る戦後』にある新聞を黒板に貼る。
「『嗚呼一億慟哭、閣下に深謝』とある。意味はわかるかな?」
 
「戦争が終わる少し前、沖縄で何が起きたかはみんながひめゆりの塔や平和祈念資料館で見てきたとおりだ。なぜあんなことになってしまったのか…。そう感じた人も多かっただろう。世界史Aの授業はようやく第一次世界大戦が終わったところだ。ここから、あの沖縄戦も含めて第二次世界大戦についても学ぶことになる。ここから先も、沖縄で学んできたみんななら興味深く聞けると思う。いっしょに勉強しよう。」
 

帰還

見学旅行が終わり、ようやく帰宅。いや、帰還というべき達成感と疲労感。

行った初日が102年ぶりの暑さ。ビーチ体験の日は風速10m。逆だったらよかったのに…

とにかく寝不足に苛まれる。見学旅行引率、嫌いじゃないけどしばらくはいいや(笑)


自主研修巡回の合間に行ったジュンク堂那覇店は宝の山。沖縄に関する本がとにかく充実。

背表紙を眺めるだけで、背中がゾクゾクするのを感じた。

こうりつのわるいひ

今日から三者面談をはじめる。9件お話ししたらぐったり。

それでも、生徒と保護者の関係性が伺えて興味深かった。「コミュニケーション取れてるんだろうな・・・」と思うこともあり、逆もまた然り。

 

三者面談が終わったら18:30。そこから授業の準備、と思ったが生徒指導案件の報告が一つ。

それを聞き終わったら、真向かいの初任の先生からのヘルプがあり時間割の調整。時間割係はやったことないが、なんとなくの知恵を共有しながら一緒にやる。

大規模校だとどれだけ大変な作業になるのだろうか・・・

 

19:30からは出席の入力や生徒会役員選挙の演説原稿の添削など細かい作業をやり、ノート点検。同僚の先生方と雑談して21:30に帰宅。

 

授業が1時間しかなかったのに、どうも効率の悪い1日だった。午前中ぜんぶ空いていたからダラダラしてしまったか・・・?

 

家に帰り、たくさん面談したからいいだろうと思いビールを飲む。

中島みゆき「荒野より」のミュージックビデオを見ていたら、「荒野というのは死んでしまった者の世界という意味でもあるか」と思い、なぜだか泣いてしまう。

 

疲れている。


荒野より / 中島みゆき [公式]