息抜き
1.来週は前期期末考査。
3年の政治・経済は、国際経済に入ってから進みが一気に遅くなってしまい、2時間すべてを板書に費やし、最後の1時間でその部分の解説という形式に。
板書し終わった後、生徒に「この中でわからないことありますか?」と尋ね、そこで出てきた質問に回答する、という形式にしただけで、授業に動きが出てきた。
2.自習室を休日開放。
「MERCOSURってスペイン語なんですね」
「メディアリテラシーについて資料読んでたんですけど、『相互干渉』ってどういう意味ですか?」
いろんな質問が出てくるたびに、自分にとっての勉強になる。
最近は数学、英語、化学などなど「何でも屋」になっているが、改めて復習してみると「そういうことだったのか」とすっきり整理されるのが楽しい。
ちょうどいい息抜き、というところか。
3.1週間の疲労が溜まっているからか、19時から22時まで寝てしまう。起きてしまったが、さて今日は何時まで起きていられるか。
Jアラート
1.Jアラートで目覚める朝。何人かの生徒から、電話が来る。「学校あるの?」
「この時間に着弾していないならすでに通過しているだろうから、JRもすぐに運転再開する。あると思うよ」と返す。その通りになった。
2.授業でJアラートのサイレンを聞かせていたので、生徒から「ほんとにあの音が鳴るんだね」と言われる。ちょうど先週「火垂るの墓」を授業で視聴していたので、そこと絡めて話をする。戦争を、「実感」をもって理解できる…そんな世の中になっていくのだろうか。
3.校内事情で、4校時は急遽代講。初めてのクラスでいきなり授業するのはハードルが高い。プリント演習でまだよかった。
4.「政治・経済」では、生徒から「先生っていきなり『ミニ劇場』始めるよね」と言われる。
5.放課後、受験勉強に不安を訴える生徒。時間が解決するのか、それともこれからがこそ大変なのか…
6.就職の生徒の提出書類チェック。誰でも的確にチェックできるシステムづくりが必要。
夏休みが明けて その2
昨年もこの題で記事を書いたようだ。メールで「昨年の記事を振り返りましょう」と送られてくるが、この機能はいい。
過去の自分が何を考えていたかなんて、なかなか振り返ることがないから。
夏休み明けから、「授業細案」を作成している。
授業の説明や発問を、実際に話す言葉で書いたものだ。
私の師匠が、「指導案まで作れなくても、細案を作れば授業としてぐっと整理される」と言っていた。
細案をつくることは、「何を伝えたいか」を事前に整理することにつながる。
それに合わせて、どこまで説明するか、どんな資料を提示するかを考えることにもつながる。
倫理では特に、一人一人の思想家についてのすべてを授業で説明することなど到底かなわない。
思想家の業績の中で、何を伝えていくか、何を取り上げるかが整理されるだけで、生徒にとっては理解しやすくなるようだ。
もう一つ、講義型授業が面白くないと思い始めた。
というより、生徒に考えさせる場面がない授業なのだ。
特に政治・経済。というか、国際経済。
自分に知識がないのか、それとも…
倫理の方が好きなんだろうな、と思うこの頃。