サウナの効用

医者が教えるサウナの教科書 ビジネスエリートはなぜ脳と体をサウナでととのえるのか?
- 作者:加藤 容崇
- 発売日: 2020/03/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
半年前ぐらいから、サウナが好きになった。
もともと温泉が好きで、わざわざ一人旅で出かけていくぐらいなのだが、あるホテル(温泉も素晴らしい)に宿泊した際、フィンランド式サウナに出会ったのだった。
「苦しくない」サウナに、驚いた。
苦手だった水風呂もこの半年で克服し、近所の温泉銭湯では1時間半ぐらい過ごしてしまう。入浴するのと、明らかな違いがあるのだ。
一体なぜか、と疑問に思っていたところをすべて解消してくれたのがこの本だ。
一例を上げると、42℃ある熱めのお湯に浸かったとする。私は心の中で「これでHSP(ヒートショックプロテイン)が活性化して健康にもいいだろう」などと呑気に1分ぐらい浸かって出るのだが、実はお湯に浸かってHSPを活性化させるには20分ぐらい浸からないといけない。
それがサウナなら、サウナ→水風呂→外気浴を2セットぐらいやれば活性化するという。
お風呂でも疲れは取れるが、そりゃあ疲れの取れ方が違うわけだ。
特に「脳疲労が取れる」というのが興味深くて、普段のボーッとしていてもあれこれ考えてしまうモード(DMN:デフォルトモードネットワーク)が、サウナに入ることで強制シャットダウンされるのだという。
私のようなADHD人間にはピッタリではないか…(笑)
こんな状況なのでしばらく行けていないが、行きたくてしょうがない。