たのしい教師生活

高校教員7年目、地歴公民科担当。「たのしい」教師生活にするべく日々奮闘中。

黒板を使うパターンで、授業動画を撮る方法

休校が続き、担当している高校3年生の授業は進度を確保したい、ということで授業動画を撮影してみたというお話。

イメージは、○進っぽい授業。

 

【1.必要物品】

・撮影する道具(自分の場合はiPad。もちろんビデオカメラでも十分)

セッティングはこのような感じ(実際にiPadで撮影)。

f:id:sura-tsura:20200503125648j:image

教壇を下げて、台の上にiPadを置く。倒れないように支えるものが必要。
f:id:sura-tsura:20200503121823j:image

 

【2.流れ】

・最初に板書を書いておく(自分の場合は重要語句を抜いておく→動画の中で穴埋め)

・撮影開始

・あとで編集しやすいよう5秒ぐらい間を置いて「はい、こんにちは」で授業スタート

・「それでは、さようなら」の後も編集しやすいよう5秒ぐらい間を置いて、動画撮影を止める。

 

【3.編集】

1)撮影した動画を、アプリ「Lecta」に取り込む

Lecta(レクタ)-授業のオンデマンド配信のためのカメラワーク自動編集アプリ-

定点撮影した動画を、まるでカメラマンが撮影したようにカメラワークしてくれる。2回ぐらい試し撮りしたら、ある程度思い通りにカメラワークしてもらう動きを習得できた。

https://youtu.be/YQP4Wgs-5ag

上のような感じで「ヒョッ」と動く感じ。授業やっていると、人の動き?虹彩の動き?かよくわからないが、反応して動いていく。

2)パソコンに動画データを取り込む。

 Windowsならフォトの編集機能で動画の頭とお尻をトリミングして終了(←ここで「5秒間静止」が効く笑)

  iMovieを使っても良い(というか、Windowsフォトの編集機能だとフェードイン、フェードアウトさえできないのが正直……という感じである)が、なぜか動画のファイルサイズが5倍ぐらいに増える。「パケ死」のリスクを考えるに、おすすめしない。

※Lectaは、カメラワークをやってくれるだけでなく、動画ファイルのサイズ圧縮までやってくれる。チョーすごい。

3)アップする。勤務校ではYouTube

 

【4.TIPS】

・がんばって10分以内にしよう。超える場合は分割しよう。

→「一般論として、学生は長い動画を見ません。また、徳島大学の動画コンテンツの視聴履歴から、10分を超えると中断する学生が増えることを確認しています。」

(反転授業支援サイトより)

・一発オッケーで終えるようにしよう。

→自分の授業の至らなさが身に染みてしまい、何度も撮り直したくなるが、それがドツボ。めちゃくちゃ時間がかかってしまい、撮影が億劫になってしまう。普段の授業だって「吐いた唾は飲み込めない」のだから、あきらめが肝心。

著作権ってどうなの?

→対応の早い教科書会社は、「うちのはどうぞお使いください!」という文書を送ってきている。あとは、文科省に期待。

https://www.mext.go.jp/content/20200501-mxt_kouhou02-000004520_4.pdf