黒板を使うパターンで、授業動画を撮る方法
休校が続き、担当している高校3年生の授業は進度を確保したい、ということで授業動画を撮影してみたというお話。
イメージは、○進っぽい授業。
【1.必要物品】
・撮影する道具(自分の場合はiPad。もちろんビデオカメラでも十分)
セッティングはこのような感じ(実際にiPadで撮影)。
教壇を下げて、台の上にiPadを置く。倒れないように支えるものが必要。
【2.流れ】
・最初に板書を書いておく(自分の場合は重要語句を抜いておく→動画の中で穴埋め)
・撮影開始
・あとで編集しやすいよう5秒ぐらい間を置いて「はい、こんにちは」で授業スタート
・「それでは、さようなら」の後も編集しやすいよう5秒ぐらい間を置いて、動画撮影を止める。
【3.編集】
1)撮影した動画を、アプリ「Lecta」に取り込む
Lecta(レクタ)-授業のオンデマンド配信のためのカメラワーク自動編集アプリ-
定点撮影した動画を、まるでカメラマンが撮影したようにカメラワークしてくれる。2回ぐらい試し撮りしたら、ある程度思い通りにカメラワークしてもらう動きを習得できた。
上のような感じで「ヒョッ」と動く感じ。授業やっていると、人の動き?虹彩の動き?かよくわからないが、反応して動いていく。
2)パソコンに動画データを取り込む。
Windowsならフォトの編集機能で動画の頭とお尻をトリミングして終了(←ここで「5秒間静止」が効く笑)
iMovieを使っても良い(というか、Windowsフォトの編集機能だとフェードイン、フェードアウトさえできないのが正直……という感じである)が、なぜか動画のファイルサイズが5倍ぐらいに増える。「パケ死」のリスクを考えるに、おすすめしない。
※Lectaは、カメラワークをやってくれるだけでなく、動画ファイルのサイズ圧縮までやってくれる。チョーすごい。
3)アップする。勤務校ではYouTube。
【4.TIPS】
・がんばって10分以内にしよう。超える場合は分割しよう。
→「一般論として、学生は長い動画を見ません。また、徳島大学の動画コンテンツの視聴履歴から、10分を超えると中断する学生が増えることを確認しています。」
(反転授業支援サイトより)
・一発オッケーで終えるようにしよう。
→自分の授業の至らなさが身に染みてしまい、何度も撮り直したくなるが、それがドツボ。めちゃくちゃ時間がかかってしまい、撮影が億劫になってしまう。普段の授業だって「吐いた唾は飲み込めない」のだから、あきらめが肝心。
・著作権ってどうなの?
→対応の早い教科書会社は、「うちのはどうぞお使いください!」という文書を送ってきている。あとは、文科省に期待。
https://www.mext.go.jp/content/20200501-mxt_kouhou02-000004520_4.pdf