たのしい教師生活

高校教員7年目、地歴公民科担当。「たのしい」教師生活にするべく日々奮闘中。

本当の力量

こういう緊急時に、本当の力量が現れる。

 

…というのは、政治家に限らない。学校で言えば、「上に立つ人」はそれぞれ力量が問われる。

管理職は、教員集団に。部長・主任はそこに所属している教員に。そして、担任・顧問は受け持っている生徒・保護者に。

 

どれだけ教育委員会の通知を精緻に読み取り、学校の活動でできることとできないことの峻別を適切に行っているのか。

実際に生徒や保護者に対応する立場である担任や顧問が、仕事をしやすいようにーたとえば、「説明責任」を果たしやすくなるとか、納得感を醸成しやすくなるとかーという発想で全体の仕組みを構築できるかどうか。

子どもやその後ろにいる保護者は何が不安か、何が知りたいかを汲み取り、それを踏まえて連絡を適切に回せるかどうか。

 

そういう各人の力量が、よ〜く見えた1ヶ月だった。

 

ここからは、「感染者を出したらゲームオーバー」である。

学校の教育活動は、「後ろ向き」な発想で仕事を考え始めるととたんに憂鬱なものと化す。このような状況であっても、「窮屈さ」を出さないようにできればよい。

矛盾した状況の中でこそ、新しいものが生まれる。とでも思っておかないと、こちらがやられてしまう。