「明後日の思想」
堀裕嗣氏の著作には毎回ハッとさせられる記述があるのだが、その中でも自分に最も影響を与えているのが「明後日の思想」である。
「あの失敗があったからこそ、いまの僕がある。あの経験は必要だったんだ」
三年後、五年後、教師を続ける自分は、こんなふうに現在の出来事を振り返っているかもしれない。「いまだけ」に縛られるとこんなふうには考えられない。
堀裕嗣『よくわかる学校現場の教育原理』明治図書, 2015 p.28
今日どうなるかでも、明日どうなるかでもなく、この、「三年後、五年後、教師を続ける自分」を想像するのが大事なのだ。
異動するぐらいの年数になって、「明後日の思想」の大事さをさらに噛みしめている。
こんなことを書くのも、今日まさに「明後日の思想」にお世話になっているからだ。
それでもまだちょっとつらくて、ストロングチューハイにもお世話になっている…(笑)
- 作者: 堀裕嗣
- 出版社/メーカー: 明治図書出版
- 発売日: 2015/09/29
- メディア: 単行本
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