たのしい教師生活

高校教員7年目、地歴公民科担当。「たのしい」教師生活にするべく日々奮闘中。

意味

金曜日、10日ぶりの授業。地理で「南アメリカ大陸の人々と文化」「南米の大国ブラジル」。テスト範囲を終わらせるために、いつもの1.2倍は進める必要があった。そこで、無駄な言葉を削ることを意識して授業したのだが、意識してみると意外と達成できるもので、生徒たちも集中力を保ったまま50分を終えることができた。しかし、発問が少ない授業だった。「メスチソ、ムラートラテンアメリカ」「カラジャス鉄山、BRICS、ファジョーダ」といった用語を解説するだけの授業といった感じ。そういう授業をしていると、自分自身がつらくなってくる。「はたして、この授業は誰かにとって意味があるものになっているのか…?」と思ってしまう。

 

そんな思いを解消するために、土日は修士論文執筆のための資料取集とちょこっと読書。日本史の討論授業で有名な加藤公明先生と、「スパルタクスの反乱」などで歴史教育における共感の重要性を提起した安井俊夫先生の出版物の所在をだいたい把握した。あらかた中古で購入したので、今週中には届くだろう。来週末からは、車で1時間ぐらいのところにある地元教育大の図書館に篭って、雑誌「歴史地理教育」を読み耽ることになるだろう。ひとまずは安井俊夫実践の資料を収集して、それで書けるところまで書いてみよう。

 

子どもの目でまなぶ近現代史

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考える日本史授業 4: 歴史を知り、歴史に学ぶ!今求められる《討論する歴史授業》

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