たのしい教師生活

高校教員7年目、地歴公民科担当。「たのしい」教師生活にするべく日々奮闘中。

年の瀬

年の瀬になってしまった。

 

この2ヶ月、修士論文の執筆で追いまくられていた。

先週論文を提出し、来月は口頭試問だ。

 

明日でいわゆる2学期が終わり、冬休み。

と言っても3年生のセンター試験対策で出ずっぱり。

去年は一本釣りした生徒のために5教科全てやったが、今年は政治・経済に専念できそうだ(笑)平均8割を目指したい。

あっという間に

あっという間に10月が過ぎ去ってしまった。

 

明日は出張に出かけた分の授業の穴埋めで6時間中5時間。日本史Aは「日露戦争」をやるのだが、何を教えたら日露戦争を教えたことになるのかがいまいちピンとこない。世界に与えた影響が一番ダイナミックで面白いと思うのだが。

 

「教師がわかっていないと、生徒は混乱する。」

我が師の言葉だが、きっと明日はこの言葉を痛感する羽目になりそうだ。。。

グループワークの導入

勤務校では、前期終了時に授業アンケートを取っている。

私は、生徒に「趣意説明」を必ずするようにしている。具体的には、「あと半年はこの授業を受けなければいけないのだから、書きづらいかもしれないが要望をたくさん書いてほしい」と伝える。

ただなんとなく評価をつけてもらうのではなく、「授業改善=全員の利益」という認識のもと、自由記述を多く書いてもらうのだ。

 

板書が早いとか話すスピードが早いとか、いろんなコメントが出てくるのだが、「グループで考える時間をつくったらよいのでは」という意見が各クラス3人ぐらいずついた。

そこで、多少無理やりにでもグループワークの時間を作ってみた。4人1グループにして、ホワイトボードを渡し答えをそこに書かせる。

 

1)ビゴーの日清戦争の風刺画を見て、「日本・清・ロシアのねらい」を確認する

→これは資料集のまま。「合法的におしゃべりできる」という程度の盛り上がりに感じる。

2)家系図を示し、「長男と長女で平等に相続できる国と長男しか相続できない(=長女には一銭も入らない)国では、女性の人生にどのようなちがいが出るだろうか」

→「後者の国の女性は苦しい生活」という答えが多いが「男尊女卑の世の中になる」とか「女性の権利が認められない、不平等な社会に」なんていう答えも出てくると、「自分の持つ感覚」と「教科書的な言葉」のつながりがわかるようだ。

さらにこの後、「明治時代の日本は、前者と後者、どちらのしくみにしようとしたと思うか」と続ける。「前者だと思う人はグー、後者だと思う人はパーを出して」と言って一斉に出させる。パーを出す生徒がほとんどだが、「前者にしようとしたが後者になった」と種明かしして、民法の学習につなげる。

 

あとは、こういうやり方が自分の中であと半年続けられるかが問題だが、まずはやってみようと思う。

 

テスト休み

1.勤務校は前期期末考査。自分の持ち科目のテストを午前中に印刷し終えて、いつでも帰れる状態になる。

 

2.勤務時間内は教材研究でも、と思ったが、帰れる時に帰ったほうがいいと思い直し14時で年休、帰宅。前任校ならなかなかできなかった。落ち着いた学校だから、放課後に何か起こる心配もない。

 

3.何をするでもなく寝、17時に起床。その後は発声のお勉強。川井弘子『うまく使える「からだ」のつかいかた』を読む。この本は、いままで自分が習ってきた発声の技術を再構成してくれる。歌を歌う時に体にどのような変化が起こるか具体的に書かれているから、自分が指導する事項をより精緻に「言語化」するのに役立つ。

 

4.そもそも自分もストレート・ネックだと整体で言われてしまうぐらいからだが「歪んで」いる。こういう本に載っていることを確認することは、自分のためでもある。

 

5.修士論文も書かなければいけないが、それはまた明日かな…

 

 

夏休みは合唱漬け

夏期休業に入ったが、1日全て休みだったのは今のところ1日だけ。あとは講習と部活に費やしている。

 

講習は政治・経済。3単位あっても教科書を終わらせるので精一杯(というか、終わるのか?!)という感じなので、未習範囲に取り組ませる。簡単な解説→一問一答→正誤問題の順で取り組ませているが、はたして力になっているのか。。。受験指導の方法を見出していかないといけない。

 

部活は何と言っても「Nコン」である。課題曲も自由曲も「スルメ曲」で、取り組めば取り組むほどやりたいところとやらなければいけないところが出てくる。趣味の合唱をやってお金がもらえるんだからいい商売だ。

 

…部活指導というのはほんとうに運不運、巡り合わせがあるものだ。運動部系の顧問だって自分がやってた種目と全く違うものを教えている方が多いし、そもそも自分がやってたからといって指導できるとは限らない。

昨年度までのソフトテニス部だって、「技術指導はできませーん」で許される環境だったから自分にもできたが。これが常勝集団の監督でもやらされていたら、1年もたず教員をやめていたと思う。

やっぱり私は運がいいのだろう。

7分の7

今日は人生初の「7時間フルコマ」の1日だった。

まだ夏休みに入っていないというのに初任者研修や10年目研修やらで出張の先生が多い上に、やむを得ないお休みの先生も出たので、授業を買ったのだ。

 

前の学校で「6時間フルコマ」をやったときは「もう二度とやるものか」と思った記憶があるが、今の学校では7時間フルコマでやっても精神的な疲れがないからマシだということが分かった。

それでも疲労困憊し、部活を生徒に任せて…というのは問屋がおろさず、結局練習後に生徒の自主練習に付き合うことになった。

 

明日で夏休み前ラスト。そう思えばなんとかなるものだ。

振休1日目

先週末が学校祭だったので、火曜水曜と振替休日。

1.相澤直人『合唱エクササイズ ニュアンス編』が届いたので読んでみたが、座右の書となりそうだ。この本にある通り楽譜を分析して練習で提示してみたら、たしかに音楽が立体的になった。自然に感じていることを自覚化・明示化できることの意義は大きい。

 

2.我々は振替休日でも世間様は平日。進路関係の電話がたくさんかかってくる。留守番電話にしてしまえばこの応対もなくなるのに。

 

3.午後は歯医者へ。こういうタイミングでもないと病院にも行けない。歯が1本悪くなっていて、神経をとる治療になるそうだ。3月まで行っていた歯医者では何も言われなかったのだが…

 

4.この時間から酒を飲んでいられるのは何とも素晴らしいことだ。