たのしい教師生活

高校教員6年目、地歴公民科担当。「たのしい」教師生活にするべく日々奮闘中。

『ハーバードの人生が変わる東洋哲学』

 

 孔子孟子の思想はどうも説教くさいな、というのが正直な印象だった。

そういう気持ちの乗らなさは敏感に伝わるもので、「倫理」の授業で扱ってもいまいち盛り上がらなかった。

 

しかし、この本を読むとだいぶ印象が変わる。孔子の思想も孟子の思想も、「人生をこう変えるんだ!」という熱い思いがあることがわかる。

 

中国思想は、西洋思想のような壮大な問い(わたしたちに自由意志はあるか、とか、道徳とは何か、とか…)ではなく、「きみは人生を日々どう生きているか」を問う。

孔子の思想のキーワードの一つに「礼」があるが、この礼は、「かのように」ふるまうことである。そのことで、いつもの自分の習癖とちがった振る舞いをすることになる。つまり、変化が生まれる。その変化の中に、今までの自分とはちがう、ありのままの自分を見つけることができる。

 

たとえばこんな具合で、中国思想の単元の「教育内容」がいろいろと生み出せそうな本である。

おもしろかった。