たのしい教師生活

高校教員7年目、地歴公民科担当。「たのしい」教師生活にするべく日々奮闘中。

『学び合い』にチャレンジ

1. 今日の地理で、『学び合い』に初挑戦。課題は東南アジアの都市名・地名20個を、地図帳を使って記入すること。「一人でやってもいいし、グループでやってもいい。わからなかったら立ち歩いたっていい。ただし、全員がすべての箇所を埋めること」と言ってスタート。「先生、ほんとうに立ち歩いていいの?」と言いながら取り組み始める。そうすると、普段の授業ではなかなか取り組まない生徒も、周りに聞きながらしっかりやっている。早く終わった生徒は周りに教えたり確認したり…そして何より、普段は見えない人間関係や状況が浮き彫りになる。「ははあ、この子は実はあいつと仲が良かったんだな…」「おや、彼が困ったときに聞きに行く相手はあの子なんだな…」「彼女は課題が終わったら自分のことをやっている、あまり帰属意識がないのかもしれない…」
ちなみに、クラス全員が解答欄を埋めることができた。これまで自分がいくらアプローチしてもやろうとしなかった子でさえも。
子ども集団には力があることをひたすら実感した。
反省点。
1)西川純の言う「語り」が不徹底。
2)ネームプレートを貼り、出来た人とまだ出来ていない人を視覚化することが必要だった。

2. 現代社会は仏陀の思想。縁起、四苦八苦、四諦と八正道を解説。「怒りは煩悩のひとつとされていて、八正道でも怒りをいかにコントロールするかが重要視されている…」なんて話していたのだが、放課後には自分のクラスのある生徒に怒りを覚える。仏陀への道は遠い(笑)

3. 夜は飲み会。くだらない話、授業づくりの話、雑多な話題でひたすら飲む。素晴らしい。