土曜日のありがたさよ!
土曜日が大好きだ。
目覚ましをかけなくてもいい。怠惰に過ごしても、もう1日ある*1
昨日はPTAの会合。体調が悪く、1次会で失礼させていただく。
自分のクラスの保護者の方とお話をする。いろんな生き方があるのだ、と「メウロコ」。
ぐっすり寝れたおかげか、風邪は完治。しかし、腰痛が激しくなっている。
昼食は馴染みの定食屋へ行ったが、ただただ腰が痛い。
コルセットを巻くと少しは良くなるが・・・。
4時に仮眠を取ろうと思って布団に入ると、8時になっていた。
そのあとは学習指導要領解説を読んで「気付かせる」という文言にどうも引っ掛かりつつ、ビールを飲み始めたらどうでもよくなって中島みゆきを聞く。
3缶目の途中でどうしようもなく酔っ払った。
「うそつきが好きよ」という曲を聴いて、自分も酒を飲んで「とんじゃう」のもいいかもしれない、と思ってしまった。
あぁ、もうどうしようもない。
*1:だいたい、次の日も怠惰になるのだが・・・
2月は鬼門である
毎年、冬はどうしようもなく落ち込む。
去年も一昨年も、1月に2日間年休を取っていた。
今年は、毎朝の「テレビ体操」の効果もあってか例年よりはマシな感じだったが、2月に入ってついに限界、風邪にかこつけて2日間年休を取り、ひたすら家で寝る。
3年生が家庭学習期間に入って持ち時数はいっきに減った。でも、仕事がはかどったかというと・・・???
何もしないよりまし、と思い指導要録を少しずつ作り、来年度の持つか持たないかわからない科目のシラバスを作り、それでも飽きたら学習指導要領解説を熟読したり、「全国大学入試問題正解」をひたすら解いたり・・・ちょっとずつでも、前進したい。
自分のホームルームでも、どことなく漂う閉塞感。
でも、今日のロングホームルームでは久しぶりに笑いが起きた。クラス全体が笑っていたのは、ほんとに久しぶりだ・・・そうだ、この感覚が欲しいんだ。
でも、生徒どうしの横のつながりがないのだ。それを意図的に作れなかった担任の責任。
トラブルは起こるものと心得よ、と言う。そうは言っても、なかなかね・・・起こると辛いものは辛い。
でも、目の前のことを真摯にやっていくしかないのだよ。あぁ、四大目指して勉強している自分のクラスの子に言っていることが、自分に返ってきている。
ストレスが腰にくるようになった。座ってられない。立ってられない。夏樹静子の「腰痛放浪記」を思い出す。
大学合唱団のOBステージに出たり、某合唱団の演奏会にオンステしたりで、音楽に触れられたのが救いだった。
いつまでもいつまでも、この生活が繰り返されていくのだろう。いつか抜け出せるのだろうか。
【世界史A】第二次世界大戦の勃発
「1938年、ナチス=ドイツはオーストリアを併合。ビスマルクさんの話をしたときのこと、覚えてる?オーストリアはプロイセンに排除される形で独立するけど、ドイツ語を話すし宗教も同じ。つまり、同じ民族といってもいい。そういうわけで併合した。そしてヒトラーは、同じような状況にあるズデーテン地方(チェコスロバキア)をよこせ!と要求。それに対してイギリス・フランスは話し合いをしようということでミュンヘン会談が行われた。」
「さて、みんながイギリス・フランスの政治家なら、ヒトラーになんて言う?選択肢は2つ。『だめだ!他の国に領土を要求するなんてありえない!』『まぁいいよ、ズデーテン地方あげるよ』さぁどっち?」
『ズデーテン地方をあげればヒトラーが満足するなら、穏便に済んでいいと思う』
『もし日本が同じことやられたらありえないと思う。チェコスロバキアの人もそう思うんじゃないか』
「実際はどうしたか。」宥和政策と板書。
「宥和の『宥』、送り仮名をつけて読めるかな?」
『宥(なだ)める』
「なだめるって何をするの?」
『まぁまぁって言ったり…』
「イギリス・フランスはドイツに『まぁまぁ、これで終わりにしなさいよ』と言ったわけだ。」
「みんながイギリス・フランスの国民だったらこの決定を支持する?『よくやった!』『なんてことをしたんだ!』どっちだろうか。」
『他の国の領土を分けるなんて…』『でもヒトラーが満足したら戦争にならないからいいんじゃないか』
「当時の映像で確認しましょう。」
「映像の世紀第4集」から、チェンバレンが飛行場に降り立ったときの映像を見せる。
『(チェンバレンが)喋るたびにめっちゃ盛り上がってる…』
「当時のイギリス国民は、この決定を支持する。平和をもたらしたとして、チェンバレンは英雄扱いされる。」
「では、ヒトラーはこのあとどういう行動にでるだろうか。『もう満足!』となるか、『いいや、まだまだだ!』となるか…」
『約束守らなさそう』『何やっても大丈夫って考えそう』
「それも、当時の映像で確認しよう。」
先ほどの映像の続きを見せる。チェコスロヴァキア併合、ポーランド侵攻の映像が流れる。
「ナレーションでも言っていた通り、ヒトラーは英仏が何も言っていないと踏んで、領土拡大に踏み切った。最後、チェンバレンのラジオ放送が流れたが、ついにイギリスは戦争をすることを決意した。ついに第二次世界大戦が始まった…」
この先は、独ソ不可侵条約の意外性と世界情勢に与えた影響を、風刺画と地図を使いながら確認。
ドイツが圧倒的有利な状況の中、イギリスが持ちこたえたこと、フランスでレジスタンス運動が起こったこと。
独ソ戦が始まり、アメリカが大西洋憲章を発表するという形で戦争に関与しはじめたことを説明。
次回はアジアでの第二次世界大戦について授業すると予告して終了。
今日の授業は生徒が食い入るように聞いていたのが印象的。
当時の人々の立場に立ってもらうことを重視して組み立ててみたが、割と上手く行ったと思う。
「映像の世紀」の効果もあるかもしれない。
なお、この授業の流れは安井俊夫実践を参考にしている。